伸びしろ大!米国の量子株3選

まぬるん

投資歴4年。米国株を中心に株式投資を行う。株や経済関係の本は300冊以上読破。独自の「黒字転換期」を狙った投資法を確立。投資4年で元手を3倍にする。

「AI株に乗り遅れた…」そんなあなたに注目してほしいのが、次のテーマとして期待される量子コンピューター株。
まだ実用化の途中ですが、米国ではすでに商用化に向けた動きが進み、将来のテンバガー候補とも言われています。

本記事では、IonQ・Rigetti・QCiという注目の米国企業3社を厳選し、それぞれの特徴や投資リスク、購入方法までわかりやすく解説します。
未来に向けた一歩を踏み出したい方、必見です。

※本記事の内容は情報提供を目的としたものであり、投資の勧誘を意図するものではありません。
投資に関する意思決定は、ご自身の判断と責任にてお願いいたします。

量子コンピューター株が注目される理由

なぜ今、量子コンピューターなのか

近年、AIや半導体に続く「次のテーマ株」として注目を集めているのが量子コンピューター関連株です。
背景には、GoogleやIBM、Microsoftといった大手テック企業が開発を加速させており、産業界での実用化が視野に入ってきたことがあります。

これまで量子コンピューターは「夢の技術」とされてきましたが、2024〜2025年にかけて以下のような実績が登場しました:

  • IBMが1,121キュービットの「Condor」チップを発表
  • Googleがエラー訂正の実証に成功し、大規模演算の足がかりを確立
  • 米国政府が国家戦略として量子研究を支援

こうした進展により、単なる未来の話ではなく、投資対象としての現実味が増しているのです。

投資対象としての魅力と将来性

量子コンピューターは商業化すれば、様々な分野で活用され、長期的に成長が期待される分野です。
なぜなら、社会的課題(新薬開発、物流最適化、金融リスク管理など)を高速に解決できる潜在力があるためです。
たとえば、

  • IonQはAmazon Webサービス上で量子計算サービスを提供。
  • D-Waveは物流やサプライチェーン向けに商用モデルを展開。

量子コンピューターは今後の実用化とともに企業価値が大きく変わる可能性があるため、「伸びしろ」に賭ける投資対象として魅力的です。

米国の注目量子コンピューター銘柄3選

「量子コンピューター関連」といっても、実際に投資できる企業はまだ限られています。
ここでは、成長性や技術力から見て注目に値する米国の3社をご紹介します。

IonQ(イオンキュー):商用化最前線のパイオニア

ティッカー:IONQ

IonQは、ゲート型量子コンピューターの商用化で先行する企業です。
アメリカ・メリーランド州発のスタートアップで、すでにAmazon Web サービスやMicrosoft アズールを通じてクラウド量子計算サービスを提供しています。

特徴

  • 世界初のクラウド量子コンピューターを実現
  • 近年は毎年、売上高が前年比100%前後の成長を記録
  • GoogleやAmazonからの出資実績あり

将来の黒字化を見越して投資する機関投資家も増えており、「すでに動いている量子企業」として高く評価されています。

Rigetti Computing(リゲッティ):ハイブリッド型で競争力

ティッカー:RGTI

Rigettiは、超伝導量子コンピューターと従来型のコンピューターを組み合わせたハイブリッド量子システムを提供する企業です。
米国政府や国防関連のプロジェクトにも採用されており、国家戦略の一環としての期待も高まっています。

特徴:

  • 独自の量子チップ「Aspen」シリーズを開発
  • DARPA(米国防高等研究計画局)との共同研究実績あり
  • 小型企業ながらも研究開発のスピードが早い

株価はボラティリティが高いものの、リスクを取って成長株を狙う投資家には注目の存在です。

Quantum Computing Inc.(クオンタム コンピューティング):産業応用に強みあり

ティッカー:QUBT

クオンタムは、量子アルゴリズムの開発とソフトウェアに強みを持つ企業で、主にヘルスケアや物流などの業界向けに最適化ソリューションを提供しています。
ハードウェアよりもソフト寄りの企業ですが、量子技術の実装では重要な役割を果たします。

特徴:

  • ソフトウェア中心のアプローチで他社と差別化
  • 最適化・AI・量子計算を組み合わせたソリューションを展開
  • 中小型株で時価総額が小さく、将来の成長余地が大きい

「とにかく技術に賭けたい」というハイリスク・ハイリターン派には、テンバガー候補として魅力があります。

投資前に知っておきたい3つのリスク

エラー率と技術的ハードル

量子コンピューターは「重ね合わせ」や「量子もつれ」など、直感に反する物理現象を扱います。
そのため、微細なノイズや環境の変化でエラーが発生しやすいという構造的な課題があります。
多くの企業は「エラー訂正」技術の開発に注力しています。

つまり、量子コンピューターは「数が揃えばOK」ではなく、質をどう担保するかが最大の壁なのです。

株価のボラティリティ

イオンQやリゲッティのような企業は、まだ黒字化していないいわゆるグロース株(成長株)です。
そのため、以下のような要因で株価が大きく変動します:

  • 技術発表や契約ニュースで急騰
  • 市場全体のリスクオフで急落
  • 赤字決算で売られる

話題先行型のテーマ株にありがちな動きなので、長期視点での構えが必要です。

成長までの時間軸

量子コンピューターの実用化は、2020年代後半〜2030年代が本番と見られています。
短期で大きな成果が出るわけではなく、「今は研究開発費がかかるフェーズ」だということを理解しておく必要があります。

つまり、

  • 明日すぐに利益が出る企業ではない
  • 投資資金が長期間寝かされる覚悟が必要
  • NISAなど非課税枠で持ちやすいが、売り急がない戦略が重要

米国量子株への投資方法

どこで買える?証券口座の選択肢

IonQ(IONQ)やRigetti(RGTI)、QCi(QUBT)などの米国株は、日本国内のネット証券からでも購入可能です。

証券会社取扱銘柄特徴
SBI証券〇(IonQ・Rigetti・QCi)取扱銘柄が豊富で低コスト
楽天証券〇(IonQなど)初心者に人気。アプリが使いやすい
マネックス証券米国株に強く、取引ツールも高機能
moomoo証券最新ニュースや企業情報が充実。成長株投資と相性◎

NISA口座を使えば、非課税で保有できるため、長期で保有するテーマ株との相性は抜群です。

ETFという選択肢もあり

個別株が不安な方には、量子コンピューターに関係する企業をまとめて投資できるETFも検討の余地があります。

ETF名ティッカー特徴
Defiance Quantum ETFQTUM量子・AI・IoTを横断的に組み入れ。IonQ含む
WisdomTree Artificial IntelligenceWTAIAI中心だが、量子系企業も一部組入れ
Global X Future Analytics Tech ETFAIQ広く先端技術に分散投資できる

ETFであれば、個別企業の業績に左右されにくく、分散投資でリスクも軽減されます。

まとめ:未来に賭ける投資として魅力アリ

量子コンピューターはまだ発展途上の技術ですが、AIの次を担う革新分野として世界中の注目を集めています。
今回ご紹介したイオンQ、リゲッティ、クオンタムはいずれも米国発の注目銘柄であり、長期目線で「伸びしろ」に賭ける投資には最適です。

もちろん、技術的なハードルや株価の変動リスクはありますが、それを理解した上で投資すれば、将来大きなリターンを期待できる分野です。
今のうちから少額でも触れておけば、次の成長トレンドに先回りできるかもしれません。

moomoo証券
ぼくがNISAで実際にハマった3つの罠

「NISAはお得」とよく聞くけれど、実は知らないとハマる罠もあります。ぼくも最初は「非課税なら安心でしょ」と思って始めたものの、実際に使ってみると「これ、罠だったんだ…」と気づいたことが何度もありまし ...

コスパ最強!米国株アプリおすすめはコレ

米国株投資を始めたいけれど、「どの証券会社のアプリがいいの?」と悩んでいませんか?最近は取引手数料が無料のところも増え、選ぶ基準は“コスパ”と“アプリの使いやすさ”が重要になっています。 本記事では、 ...

米国株市場を効率よく使う3つのポイント

米国株市場は「夜に取引できる」「世界のニュースに直結する」など、日本株とは違った魅力があります。でも、取引時間や市場の仕組みが分からず、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。 この記事では、米 ...

【体験談】スマホで簡単!moomoo証券の口座開設方法を画像付きで紹介

「moomoo証券の口座開設って難しそう…」そんな風に感じていませんか?私も最初は不安でしたが、実際にスマホだけで簡単に手続きができ、驚くほどスムーズに口座開設が完了しました。 この記事では、実際の操 ...

【体験談】SBI証券ジュニアNISA口座の解約手続きはネットが早い!電話は全然つながらない

【2025年6月】ジュニアNISA口座の解約をしようとSBI証券に電話したものの、なかなかつながらず困った経験はありませんか?私も実際に20分以上待ってもオペレーターに繋がらず、どうしようかと悩みまし ...

-おすすめ銘柄