パランティア株を買うには?手数料・取引所・おすすめ証券会社まで完全解説

まぬるん

投資歴4年。米国株を中心に株式投資を行う。株や経済関係の本は300冊以上読破。独自の「黒字転換期」を狙った投資法を確立。投資4年で元手を3倍にする。

「パランティア(PLTR)の株が気になるけど、どうやって買えばいいの?」
そんな疑問を持つ方に向けて、実際にパランティア株を保有している筆者がパランティア株の購入方法をわかりやすく解説します。

パランティアは、米政府との契約やAI関連事業で注目されている米国の成長企業。
しかし、ナスダック上場の米国株であるため、日本の株式と比べて「どこで買えるの?」「ドルは必要?」など、わかりにくい部分もあります。

本記事では、以下のポイントを丁寧に解説しています:

  • パランティア株を買える証券会社とその違い
  • 実際の購入ステップ(初心者向け)
  • 手数料やリスクに関する注意点

「まずは少額で試してみたい」という方にも安心の内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

パランティアってどんな会社?

パランティア・テクノロジーズ(Palantir Technologies)は、米国発のビッグデータ解析企業です。
2003年に設立され、政府機関や企業向けに膨大なデータを統合・分析するソフトウェアを提供しています。

社名は映画『ロード・オブ・ザ・リング』に登場する「すべてを見通す水晶球(Palantír)」に由来し、その名の通り「隠れた情報を浮かび上がらせる力」を持った企業として注目を集めています。

注目される理由と事業内容の概要

パランティアの主力製品は以下の2つです。

  • Gotham(ゴッサム):政府機関向け。テロ対策や軍事作戦、諜報活動に利用される。
  • Foundry(ファウンドリー):民間企業向け。製造業や金融、小売など幅広い業種にデータ分析基盤を提供。

特にアメリカ政府とのつながりが強く、CIAや国防総省などが顧客に名を連ねています。
近年では民間企業との契約も増えており、商用事業の拡大が成長ドライバーとなっています。

株価の推移と話題になったポイント

パランティアは2020年にNASDAQに上場し、初値は約10ドル台でした。
その後、AIブームや政府契約拡大のニュースを受けて、2025年5月現在は130ドルを超える高値を記録

また、CEOのアレックス・カープ氏が独特な経営哲学や発言で注目されており、好材料・悪材料ともにニュースに事欠かない点も特徴的です。

パランティアは、「データは次の石油」とも言われる時代において、データ活用の中核を担う企業の1つといえるでしょう。

パランティア株はどこで買える?

パランティアは米国企業であり、日本国内の証券取引所には上場していません
そのため、購入するには米国株を取り扱っている証券会社の口座が必要になります。
ここでは、パランティア株の上場先や、どの証券口座で買えるのかを詳しく解説します。

上場している取引所(NASDAQ)

パランティア株は米ナスダック(NASDAQ)市場に上場しており、ティッカーシンボルは「PLTR」です。
ナスダックはテクノロジー関連企業の上場が多く、パランティアもその流れを汲んだ成長株の一つです。

ナスダック上場銘柄は、日本の多くのネット証券で取り扱いがあるため、アクセスのハードルはそれほど高くありません

日本からでも買える証券口座は?

現在、日本国内にいながらパランティア株を購入できる証券会社は複数あります。以下は代表的な証券会社です。

証券会社取扱特徴売買手数料アプリの使いやすさ
moomoo証券米国株特化・スマホアプリ重視・キャンペーン多い一律1.99米ドル(200株までの売買)
SBI証券取扱銘柄数が多く信頼性が高い・約定代金の0.495%
(下限:0米ドル、上限:22米ドル)
楽天証券楽天ポイントと連携可能・2.22米ドル以下:0円
・2.22米ドル超~4,444.45米ドル未満:約定代金の0.495%
・4,444.45米ドル以上:22米ドル
マネックス証券外貨決済が柔軟・米国株の情報も豊富・約定代金の0.495%
(下限:0米ドル、上限:22米ドル)

とくに、moomoo証券はスマホ投資に慣れていない人にもやさしく、主要な証券会社では、売買手数料が最安です。
キャンペーン期間中であれば、口座開設で無料株プレゼントなどもあり、初期費用を抑えられます。

パランティア株の買い方ステップ

「パランティア株を買いたい」と思っても、いざ手続きとなると不安になりますよね。
でも実際は、ステップを順番にこなしていくだけでとても簡単です。
ここでは、初心者の方でも迷わず進められるように、わかりやすく手順を解説します。

① 証券口座を開設する

まず最初にやるべきことは、米国株が買える証券会社の口座を開設することです。
先ほど紹介した moomoo証券、SBI証券、楽天証券などが該当します。

証券口座の開設は、次のような流れになります:

  • スマホやパソコンから申し込みフォームに入力
  • 本人確認書類(マイナンバーカードなど)の提出
  • 審査 → 数日で口座開設完了

moomoo証券であれば、アプリで申し込み・取引まですべて完結できるのが魅力です。

② 外貨の準備(ドル建てor円貨決済)

パランティア株はアメリカの企業なので、基本は米ドルでの購入になります。

証券会社によっては、「円貨決済」(円のまま買える)に対応しているところもありますが、為替手数料がかかるケースもあるので注意が必要です。

  • 円貨決済:簡単で便利だが、手数料がやや割高
  • 外貨決済(ドル預け):為替タイミングを選べてお得な場合もある

はじめは円貨決済でも問題ありませんが、慣れてきたら為替コストも意識するのが賢い選び方です。

③ ティッカー「PLTR」を検索して購入

証券口座を開設し、入金(円・ドルどちらでもOK)が完了したら、いよいよ株を買います。

購入方法は以下の通りです:

  • 取引アプリやWebサイトにログイン
  • 検索窓に「PLTR」と入力(パランティアのティッカー)
  • 「買う(買付)」を選択
  • 購入株数を入力し、注文を確定

注文方法は「成行注文」や「指値注文」がありますが、最初は成行注文(現在の価格で即購入)がおすすめです。

おすすめの証券会社3選

パランティア株を購入する際には、「どの証券会社を選ぶか」が意外と重要です。
手数料の差や、取引画面の使いやすさ、米国株へのサポート体制などによって、投資の快適さが大きく変わってきます

ここでは、特に初心者にもおすすめの証券会社を3つ厳選して紹介します。

1. moomoo証券|米国株投資デビューに最適

こんな人におすすめ: スマホで手軽に始めたい、キャンペーンを活用したい人

  • moomoo証券は、米国株に特化したスマホ証券として注目されています。
  • アプリのUIが洗練されており、株価チャートや情報ツールが初心者にもわかりやすい設計。
  • 取引手数料は0ドル(約定代金の0.088%)と低コスト
  • 期間限定で「口座開設&入金だけで米国株がもらえる」など、お得なキャンペーンが頻繁に開催されています。
moomoo証券

2. SBI証券|王道のネット証券で安心感

こんな人におすすめ: 信頼性重視、取扱銘柄が多い証券会社を選びたい人

  • SBI証券は、日本で最も人気のあるネット証券の一つ。
  • 米国株の取扱銘柄数が豊富で、パランティア株ももちろん購入可能
  • 手数料体系も業界最安水準。円貨決済・外貨決済の両方に対応しているため、為替戦略に柔軟性がある
  • サポート体制も充実しており、初心者が安心して使える環境が整っています
SBI証券

3. 楽天証券|楽天経済圏との連携が魅力

こんな人におすすめ: 楽天ポイントを活用したい人

  • 楽天証券では、楽天ポイントで投資ができるサービスがあり、楽天経済圏のユーザーに非常に人気。
  • パランティア株も問題なく購入可能。
  • 取引画面も見やすく、PCとスマホのどちらでも快適。
  • 楽天カードとの連携によって、投資しながらポイントが貯まる仕組みを活かせます。

このように、証券会社ごとに特徴がありますが、手軽に始めたいならmoomoo証券、信頼感を求めるならSBIや楽天証券というのが大まかな目安です。

購入時にかかる手数料と注意点

パランティア株を購入する際には、株価以外にも「手数料」や「為替コスト」がかかります。
また、初めて米国株を買う場合は、日本株とは異なる点に戸惑うこともあるため、事前に知っておくべき注意点を整理しておきましょう。

為替手数料・取引手数料の比較

米国株はドル建てで取引されるため、為替手数料が発生します。
以下は、主要証券会社の手数料の一例です(2025年6月時点、変更の可能性あり)。

証券会社売買手数料為替手数料特徴
moomoo証券0ドル(最低)0.25円/ドル手数料無料キャンペーンが多い
SBI証券0ドル(定額制)0.25円/ドル外貨預け入れ対応、米ドル入金も可能
楽天証券0ドル(定額制)0.25円/ドル円貨決済にも対応、楽天ポイント連携

為替手数料は見落としがちですが、取引回数が増えるとコストに影響します。
長期保有ならあまり気にしなくてOKですが、頻繁に売買するなら要注意です。

最小購入単位と「1株投資」について

米国株は、1株から購入可能です。つまり、株価がたとえば20ドルなら、約3,000円前後(為替次第)で買えるということです。

これは日本株と大きく違う点で、「まずは少額から試してみたい」という方にもピッタリです。

※ただし、証券会社によっては最低約定金額が設定されている場合もあるので事前確認を。

よくあるミスと対策

米国株デビュー時によくある失敗例と、その対策を以下にまとめました:

よくあるミス対策
為替手数料を見落としていた事前に証券会社の為替レートをチェック
注文方法を間違えた(指値/成行)最初は「成行注文」がおすすめ
購入後すぐに値下がりして焦る長期投資を前提に考えることが大切
日本時間と米国市場の時間差を忘れる米国市場は日本時間の夜23時半~6時(夏時間)が取引時間

特に初めての米国株では、「細かいルールの違い」が混乱を招くことがあります。
しかし、一度慣れてしまえば、日本株よりも柔軟に投資ができると感じるはずです。

パランティア株を買う前に知っておきたいこと

パランティア株は将来性が期待される一方で、ボラティリティ(値動きの大きさ)や事業リスクも抱える銘柄です。
ここでは、実際に購入する前に知っておくべき重要なポイントを2つに絞って解説します。

値動きの大きさとリスク

パランティアは「成長期待株」であるため、株価の変動が激しい傾向にあります。

  • 良いニュース(AI事業拡大、政府契約など)で急騰
  • 悪いニュース(決算ミス、競合の台頭など)で急落

実際、2021年の高値圏(40ドル超)から2022年にかけて20ドル以下に急落した経験もあります。

初心者が「高値掴み」してしまうリスクもあるため、購入する際は以下のような対策がおすすめです:

  • 一括購入ではなく「分散購入(ドルコスト平均法)」を活用する
  • 直近の決算情報やニュースを確認してから購入する
  • 短期の値動きに一喜一憂しない「長期視点」を持つ

長期保有と短期トレード、どっち向き?

パランティア株は、以下のように投資スタイルによって評価が分かれる銘柄です。

スタイル向いている理由注意点
長期保有商用事業の成長余地があり、AI分野の恩恵も期待、新規参入が厳しい業態景気敏感株のため株価の上下が激しい、忍耐力が必要
短期トレードボラティリティが高く、短期で利ざやが狙えることも短期ニュースに振り回されやすく、初心者には不向き

基本的には、「長期でじっくり育てる成長株」として保有するのが王道です。
とくに、AIやデータ活用の未来に期待している人にとって、パランティアは中長期でのテーマ性を持つ企業といえます。

購入のタイミングに迷った場合は、少額で試しに購入し、値動きのクセを見ながら買い増していくのがリスクを抑える良い方法です。

まとめ

パランティア株は、ビッグデータやAI、政府関連システムといった今後の成長が期待される分野で注目されている米国株です。
将来性がある一方で、値動きが大きいため、購入にはしっかりとした準備と情報収集が必要です。

この記事では以下のポイントを解説しました:

  • パランティアはNASDAQ上場、ティッカーは「PLTR」
  • moomoo証券・SBI証券・楽天証券などで購入可能
  • 証券口座の開設から購入までの具体的ステップ
  • 手数料や為替コスト、リスクへの対処法

とくに初心者の方にとっては、moomoo証券のようにアプリが使いやすく、コストも低い証券会社を選ぶことでスムーズに取引を始められます。

まずは少額からパランティア株に投資し、その値動きやビジネスの成長を体感してみてください。
成長銘柄との付き合い方を学ぶ良いきっかけになるはずです。

moomoo証券
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