3年後に笑う?今仕込むべき米国AI株とは

まぬるん

投資歴4年。米国株を中心に株式投資を行う。株や経済関係の本は300冊以上読破。独自の「黒字転換期」を狙った投資法を確立。投資4年で元手を3倍にする。

ChatGPTの登場以来、「AI株」が投資家の注目を集めています。
でも「アメリカのAI企業ってどこが有望?」「今からでも間に合うの?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、今仕込むべき米国AI株を厳選して紹介し、投資方法やリスクもわかりやすく解説。
「AIに仕事を奪われるかも…」と心配するより、AIを利用して笑いましょう。

※本記事の内容は情報提供を目的としたものであり、投資の勧誘を意図するものではありません。
投資に関する意思決定は、ご自身の判断と責任にてお願いいたします。

なぜ今「AI株」が注目されているのか

ChatGPTと生成AIのインパクト

2022年末に登場したChatGPTをきっかけに、世界中で「生成AI」ブームが加速しました。
文章生成・画像生成・音声合成など、これまで人間の専売特許だった作業がAIでできるようになったことで、多くの産業で「AI活用の時代」が始まったのです。

実際、GoogleやMicrosoftなどのテック大手はもちろん、医療や金融、小売など異業種でもAI導入が進んでいます。
この動きは短期的なブームというより、社会構造を変える「技術革新」の一部と見るべきでしょう。

米国企業がAI開発をリードしている理由

AI開発の中心地は、やはりアメリカです。理由は主に3つあります:

  • 資金力と技術力があるテック企業が集まっている(例:NVIDIA、Google、Meta)
  • 世界中の優秀なAI人材がシリコンバレーに集まっている
  • 積極的なM&AでAIスタートアップを取り込むシステムが整っている

こうした背景から、AI関連の成長企業の多くはアメリカ市場に集中しており、投資対象としても米国AI株への注目が高まっています。

株式市場でのAIセクターの成長性

2023年以降、AI関連銘柄はNASDAQを中心に急騰しました。
特にNVIDIA(エヌビディア)の株価は、GPU需要の爆発的増加により一気に時価総額世界トップクラスに躍り出ました。

市場では「AIは次のインターネット」とも言われ、ITバブルとは異なり、すでに実用化・マネタイズが進んでいる点で本質的な成長が期待されています。

今注目すべき米国AI株【有望銘柄3選】

AIブームの波に乗るには、どの銘柄を選ぶかがカギになります。
ここでは、将来性・実績・市場での注目度を踏まえて、特に注目すべき米国AI株を3つ紹介します。

NVIDIA(エヌビディア)|AIの“心臓部”を担う企業

AIといえば、まず名前が挙がるのがNVIDIAです。
AIが処理する膨大なデータを高速に処理するためには「GPU(画像処理装置)」が不可欠であり、その分野で世界トップを走るのがNVIDIA。

  • AI開発に不可欠なGPUを独占的に供給
  • ChatGPTの開発元OpenAIにもGPUを提供
  • 時価総額がApple、Microsoftに迫る勢い

AIの「裏方」ではありますが、まさにAI社会の土台を支える存在です。

ここまで巨大な企業なのに2026年1月の予想の売上は前年の1.5倍というトンデモ企業です。

Palantir(パランティア)|政府と企業を支えるデータAI

パランティアは、膨大なデータを解析して意思決定を支援するソフトウェアを提供する企業。
米国政府や軍、医療・金融機関などが主要な顧客です。

  • AIによるデータ分析の強みで契約が拡大中
  • ChatGPTとは異なる「業務AI」として注目
  • 株価は乱高下するが、黒字転換で期待高まる

実用性と成長余地のバランスが魅力の企業です。
しかし、現在(2025年6月時点)ではPERが400倍を越えており、今後株価の調整局面に入る(株価が下がる)可能性が高いと私は思います。

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CoreWeave(コアウィーブ)|NVIDIAと深く結びつく新鋭クラウド企業

CoreWeaveは、2024年に米国で新規上場したばかりのAI向けクラウドインフラ企業です。
NVIDIAのGPUを活用した専用サーバーを用い、生成AIや大規模言語モデルの学習環境を企業向けに提供しています。

  • NVIDIAとの提携関係が深く、次世代クラウドとして急成長中
  • オープンAIやスタートアップ向けに柔軟なGPUリソースを提供
  • データセンター投資も加速中で、インフラ分野の「ダークホース」

これからの成長が未知数な分、将来性への期待で注目されている銘柄です。

米国AI株に投資する3つの方法

AI株に興味はあっても、「どうやって買えばいいの?」と悩む方は多いはず。
ここでは、実際に米国AI株へ投資する3つの代表的な方法を紹介します。

個別株をmoomoo証券で買う

個別企業の成長に賭けたいなら、moomoo証券を使った米国株の直接投資がおすすめです。

  • 手数料が業界最安水準(買付手数料0円)
  • 高機能な分析ツールで、AI銘柄の動向を詳しくチェックできる
  • プレマーケットやアフターマーケットにも対応

たとえば、エヌビディアやパランティア、コアウィーブなどもmoomoo証券を使えば取引コストを抑えて購入できます。

AI関連ETFを活用する

「個別株はリスクが高そう…」という方にはETF(上場投資信託)が向いています。

代表的なAI関連ETFには以下があります:

ETF名特徴
BOTZ(Global X Robotics & AI ETF)ロボティクスやAI関連企業に分散投資
ROBO(ROBO Global Robotics and Automation Index ETF)自動化(ロボット)とAIを幅広くカバー
ARKQ(ARK Autonomous Tech & Robotics ETF)テスラやNVIDIAなど成長株に集中投資

少額から複数企業に分散投資できるのが最大の魅力です。

投資信託やNISAを活用する方法も

新NISAの登場で、つみたて投資枠や成長投資枠を使ってAI関連銘柄に長期で投資する人も増えています。

  • 楽天やSBIなどの証券会社で「AI」「テクノロジー」関連の投資信託を選ぶことも可能
  • 手間をかけず、長期でAIの成長に乗りたい人向き

moomoo証券での個別株投資と、他証券のNISA活用を併用するのも一案です。

AI株投資で注意すべきリスクとは?

AI株には夢がありますが、その反面、リスクも無視できません。
「流行に乗ったはいいけど…」と後悔しないためにも、以下のポイントは押さえておきましょう。

AIバブルの懸念と過熱感

ChatGPTの登場以降、「AI」という言葉がつくだけで株価が跳ね上がる状況が見られました。
これは2000年ごろのITバブルに似た面もあり、以下のようなリスクが想定されます:

  • 過度な期待で株価が実力以上に上昇
  • 成長が数字に反映されない場合、一気に売られる
  • 本業がAIと無関係なのに“AI銘柄”扱いされる企業も存在

短期的な「祭り」に踊らされず、冷静な目線が必要です。

業績への依存度とボラティリティ

AI関連株は、期待先行で株価が動くことが多く、決算発表のたびに株価が大きく変動します。
特に個別株は以下のようなリスクがあります:

  • 業績未達で20%以上の暴落も珍しくない
  • 営業赤字が続く企業は黒字化までに時間がかかる
  • 注目度が高いぶん、ネガティブニュースの影響も大きい

長期的視点での「選別」が重要

AI業界は急成長している一方で、競争も激化しています。
ChatGPTだけでなく、Anthropic、Google Gemini、xAI(イーロン・マスク)など、さまざまなプレイヤーが覇権を狙っています。

  • 技術革新のスピードが早く、数年で勢力図が変わることも
  • “成長する企業”ではなく“成長し続ける企業”を選ぶ視点が大切

目先の流行よりも、「3年後の姿」を見据えた投資判断が求められます。

まとめ|未来をつかむのは今かもしれない

AIの進化は、もはや一過性のブームではなく、社会の基盤を塗り替える大きな波です。
特にアメリカ市場には、その最前線を走る有望企業が集まっています。

とはいえ、投資にはリスクもつきもの。
だからこそ「話題だから買う」のではなく、自分の目で選び、将来性を見極める力が求められます。

3年後に「買っておいてよかった」と笑えるように、今こそ冷静な判断をもって一歩を踏み出してみましょう。

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