株価5倍も視野?センチネルワンの黒字化シナリオ

まぬるん

投資歴4年。米国株を中心に株式投資を行う。株や経済関係の本は300冊以上読破。独自の「黒字転換期」を狙った投資法を確立。投資4年で元手を3倍にする。

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「センチネルワンって気になるけど、まだ赤字だし…」
そんなふうに迷っている方にとって、今がまさに注目タイミングかもしれません。

AIを活用したセキュリティ分野で急成長中のセンチネルワンは、直近決算で赤字幅を大きく縮小し、キャッシュフローも黒字化。
2026年中の営業黒字転換も現実味を帯びてきています。

本記事では、最新決算データや競合との比較を通じて、センチネルワンの黒字化がどれだけ近いのかをわかりやすく解説。
「どこで仕込むか?」を考える個人投資家にとって、判断材料となる情報をまとめました。

株価5倍も視野に入るかもしれない、黒転目前の成長株。
その可能性とリスクを、今こそチェックしてみてください。

※本記事の内容は情報提供を目的としたものであり、投資の勧誘を意図するものではありません。
投資に関する意思決定は、ご自身の判断と責任にてお願いいたします。

センチネルワンってどんな会社?

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まずは基本から押さえましょう。SentinelOne(ティッカー:S)は、アメリカ・マウンテンビューに本社を置く、サイバーセキュリティ分野の成長株。
特に注目されているのは、AI駆動のエンドポイント保護ソリューション「Singularity(シンギュラリティ)」です。

主力事業はAI×セキュリティ

  • Singularityプラットフォーム:ウイルスやランサムウェアなどを自動で検知し、AIがリアルタイム対応。クラウド、端末、IoTなど幅広い環境に対応しています。
  • 売上はサブスクモデルが中心。直近決算(2026会計年度Q1:4〜6月期)ではARR(年換算定期収益)が約9.48億ドル、前年同期比24%増と堅調でした。

注目される理由とは?

  • 急成長する市場環境:AIセキュリティの需要は増加傾向。大企業の間でSingularityの導入が進んでいます。
  • 効率改善と株主還元:一部マッキンジー費用を除くNon‑GAAPで営業黒字化に近づいており(営業利益率-2%)、フリーキャッシュフロー比率は20%とキャッシュ創出力の強さをアピール。しかも初の自社株買い制度(2億ドル枠)も導入されました。

黒字化が注目されるワケ

赤字企業に投資するのは勇気が要りますよね。
ですが、センチネルワンの場合、「黒字化が見えてきた今こそ」が注目されている理由があります。

成長株でも赤字なら買いづらい

  • 投資家として、企業の成長性は魅力だけど、いつ黒字になるか分からない赤字企業には慎重になりがちです。
  • 実際、センチネルワンも上場直後は赤字続きで「まだ早いかも」と敬遠されることもありました。
  • しかし、黒字化が近づけば話は別。利益を出せる体制に移行したという証拠となり、投資判断の材料が一気にポジティブになります。

黒字化が株価に与えるインパクト

  • 市場では「赤字→黒字転換」が最も株価が跳ねやすいタイミングと言われています。
  • 特にセンチネルワンのように、将来性を信じて我慢してきたホルダーが多い銘柄では、黒字化ニュースが出た瞬間に株価急騰の起爆剤になります。
  • さらに、黒字化によって機関投資家が買える銘柄になることも期待され、流動性が増しやすくなります。

「業績が安定しはじめた=本当の勝負がこれから」という局面にあるのが、今のセンチネルワンです。

決算から見るセンチネルワンの現状

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黒字化が近いかどうかを見極めるには、やはり「決算」が最も信頼できる情報源です。
ここでは、センチネルワンの直近決算(2026年度Q1:2025年5月発表)から、黒字転換のタイミングを読み解いていきましょう。

直近の売上・利益の推移

  • 売上高:2.29億ドル(前年同期比+22.9%)
  • サブスクリプション型の年換算収益(ARR):9.48億ドル(前年同期比+24%)
  • 顧客あたりの売上も上昇傾向にあり、大口顧客が拡大しています。

成長率としては非常に優秀で、売上が減速していない点が高く評価されています。

赤字幅の縮小とガイダンス

  • Non-GAAPベースでの営業損失率はわずか-2%(前年は-15%)
  • フリーキャッシュフローは黒字転換済み(20%)
  • ガイダンスでは「2026年度後半には営業黒字化達成を見込む」と明言

つまり、会計基準によってはすでに黒字化しているとも言える状態です。
とくにキャッシュフローがプラスなのは、投資家にとって安心材料。

また、同時に発表された2億ドルの自社株買いは、経営陣が「株価は割安だ」と見ている証拠とも受け取れます。

黒字化はいつ頃か?データで予測

  • すでにフリーキャッシュフローは黒字
  • 営業利益(Non-GAAP)もわずか-2%
  • 今の成長率とコスト削減が続けば、2026年Q2またはQ3で営業黒字化が濃厚

これは市場が最も注目しているポイントであり、「黒字化の直前で仕込むか、発表後の上昇に乗るか」が投資判断の分かれ目になります。

競合比較とセンチネルワンの強み

センチネルワンの実力を評価するには、ライバル企業との比較が欠かせません。
ここでは、同じセキュリティ業界で評価されている企業との違いを見ていきます。

クラウドストライクやパロアルトとの比較

項目センチネルワンクラウドストライクパロアルトネットワークス
主力分野AIエンドポイント保護エンドポイント全般ファイアウォール、包括的対策
ARR成長率(最新)+24%(2025年Q1)+33%(2025年Q1)+16%(2025年Q1)
フリーキャッシュフロー率+20%+35%+30%
営業利益(Non-GAAP)-2%+15%+18%

クラウドストライクやパロアルトと比べると、センチネルワンはまだ若い企業で黒字化途上ですが、成長率とキャッシュ創出力は競合と比べても十分健闘しています。

差別化ポイントと将来性

  • AI自動対応に強み
     センチネルワンの最大の特徴は、脅威検知後の「自動隔離・修復」のスピード。
    これは人手不要の完全自動防御を意味し、人的リソースが限られる企業から特に人気です。
  • 軽量で導入がしやすい
     競合のソリューションと比べて、インストールが軽く、クラウド上でもスムーズに動作するのも強み。
    中堅企業でも扱いやすく、拡販の余地はまだ大きいとされています。
  • 顧客維持率が高い
     NRR(既存顧客売上維持率)は120%超えと、リテンション(継続利用)にも強さを見せています。

黒字化後も急激に成長するポテンシャルを持った銘柄であることが、これらのデータから読み取れます。

投資するならどんなタイミング?

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センチネルワンのように黒字化目前の成長株は、「いつ買うか」が非常に重要です。
ここでは、投資タイミングの考え方と、活用できるツールについて紹介します。

黒字転換直前を狙う戦略

  • 黒字化が近づくと、機関投資家が参入しやすくなり、株価が跳ね上がりやすくなります。
  • すでにフリーキャッシュフローが黒字、営業損益もほぼ均衡という状況を踏まえると、2026年Q2またはQ3の決算前後が注目タイミング。
  • 黒字転換が報じられる前に仕込むか、黒字が確定してからリスクを減らして入るか、スタンスは人それぞれですが、
     「決算直前でボラティリティが高まる時期」に注目するのがセオリーです。

moomoo証券での情報収集も有効

  • moomoo証券のアプリでは、決算の予想値やアナリストのレーティング、赤字幅のトレンドなどが可視化されており、黒字化の進捗をチェックしやすいです。
  • また、株価チャート上に決算日を表示したり、複数の財務指標を並べて表示する機能もあり、「今が底かどうか」の見極めにも役立ちます。
  • また、機関投資家などによる大口の売買の通知機能もあり、株価の上昇に乗り遅れることを防いでくれます。

こうしたツールを活用すれば、「感覚ではなくデータで判断する投資」が可能になります。

まとめ

センチネルワンは、AIを駆使した次世代のセキュリティ企業として注目されてきましたが、いよいよ黒字化が現実味を帯びてきました。
直近の決算では売上・ARRともに成長を維持しつつ、赤字幅もほぼゼロ。
フリーキャッシュフローはすでに黒字化しており、2026年中には営業黒字化も達成される可能性が高いと見られています。

赤字企業に対する不安は誰しもあるものですが、センチネルワンのように明確な改善トレンドと市場の期待がある銘柄は、次の成長ステージに向けた「仕込み時」と捉えることもできます。

株価5倍も夢ではない――そんなポテンシャルを秘めたセンチネルワンの黒字化シナリオ、今後の動きに要注目です。

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