ほったらかしで配当収入!米国株高配当ETF5選

まぬるん

投資歴4年。米国株を中心に株式投資を行う。株や経済関係の本は300冊以上読破。独自の「黒字転換期」を狙った投資法を確立。投資4年で元手を3倍にする。

「ほったらかしで配当収入が欲しい」「手軽に米国株を始めたい」――そんな方にぴったりなのが米国株の高配当ETFです。

この記事では、初心者でも安心して選べるおすすめの米国株高配当ETFを5つ厳選しました。
配当の仕組みやメリット・デメリット、実際の購入方法まで分かりやすく解説しています。

将来の資産形成や副収入を目指す第一歩として、米国株高配当ETFを検討してみませんか?
あなたに合った投資スタイルがきっと見つかります。

米国株高配当ETFとは?

高配当ETFの基本と仕組み

米国株の高配当ETFとは、高い配当利回りが期待できる銘柄に投資する上場投資信託(ETF)のことです。
ETFは複数の銘柄に分散投資できる金融商品で、個別株と違い、少額からリスクを抑えながら投資できる点が魅力です。

高配当ETFは、配当金を安定的に支払っている企業をまとめて保有しており、定期的に配当金を受け取れる仕組みになっています。
投資信託と違ってリアルタイムで売買できるのも、ETFならではの特徴です。

米国株高配当ETFが人気の理由

最近、米国株の高配当ETFが注目されている理由は主に次の3つです。

  • 高い配当利回りが魅力
     日本株に比べて米国株は配当利回りが高い傾向があります。
  • 株主還元に積極的
     米国企業は配当や自社株買いを通じて株主に利益を還元する文化があります。
  • 資産を「ほったらかし」で育てられる
     インデックス投資と同様に、銘柄選びをせずに分散投資できるので、忙しい人でも続けやすいのが特徴です。

高配当ETFは、「手軽に配当収入を得たい」「長期で資産形成したい」という人にぴったりの投資方法です。

米国株高配当ETFのメリット・デメリット

メリット:配当収入を得ながら資産形成できる

米国株の高配当ETFには、次のようなメリットがあります。

  • 定期的に配当金を受け取れる
     年に4回(四半期ごと)の配当が多く、安定したインカムゲインが期待できます。
  • 分散投資でリスクが抑えられる
     1つのETFで数十〜数百社に分散できるため、個別株に比べてリスクが低いのが魅力です。
  • ほったらかしでOK
     一度購入すれば、運用会社が銘柄の入れ替えや比率調整をしてくれるため、基本的に手間はかかりません。
  • 再投資で資産が増えやすい
     配当金を再投資することで、複利効果を得られ、資産形成のスピードが上がります。

複利は人類最大の発明だ

アルベルト・アインシュタイン※出典不明

デメリット:株価の下落リスクや為替リスク

一方で、米国株高配当ETFには注意したいデメリットもあります。

  • 株価の下落リスクがある
     高配当銘柄は景気に左右されやすい業種も含まれており、株価が下がることもあります。
  • 為替リスクがある
     米国株はドル建てなので、為替相場の変動によって、日本円での資産価値が変わります。
  • 配当金にも税金がかかる
     米国で10%の源泉徴収、日本で20.315%の課税があり、二重課税に注意が必要です(※NISA口座を使えば日本での課税は非課税)。

これらのリスクも理解した上で、「長期目線でコツコツ続ける」ことが高配当ETF投資の基本スタイルと言えます。

ほったらかしで育つ!おすすめ米国株高配当ETF5選

ここでは、初心者でも買いやすく、長期で「ほったらかし運用」ができるおすすめの米国株高配当ETFを5つ紹介します。

1. VYM|王道の高配当ETF

正式名称:Vanguard High Dividend Yield ETF

  • 配当利回り:3%前後
  • 経費率:0.06%
  • 主な組入銘柄:ジョンソン・エンド・ジョンソン、JPモルガン・チェース、エクソンモービル

VYMは高配当ETFの中でももっともバランスが良いと評判のETFです。
配当利回り、銘柄分散、低コストの3拍子が揃っており、迷ったらまずVYMと言われる王道商品です。

2. HDV|財務優良企業に絞ったETF

正式名称:iShares Core High Dividend ETF

  • 配当利回り:3.5%前後
  • 経費率:0.08%
  • 主な組入銘柄:エクソンモービル、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ファイザー

HDVは財務の健全性が高い企業に絞ったETFです。
エネルギー・医療セクターの割合が高く、安定した配当収入を狙えます。ディフェンシブな投資をしたい人におすすめです。

3. SPYD|利回り重視の分散型ETF

正式名称:SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF

  • 配当利回り:4%前後
  • 経費率:0.07%
  • 主な組入銘柄:AT&T、アルトリア・グループ、フィリップ・モリス

SPYDは高利回りの企業を均等に分散投資するETFです。
セクターの偏りが少なく、配当利回りも比較的高いのが魅力。
株価の値動きはやや大きめなので、中長期でじっくり持ちたい人に向いています。

4. VIG|増配株に投資する安定ETF

正式名称:Vanguard Dividend Appreciation ETF

  • 配当利回り:2%前後
  • 経費率:0.06%
  • 主な組入銘柄:マイクロソフト、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ビザ

VIGは連続増配実績のある優良企業に投資するETFです。
配当利回りはそこまで高くありませんが、増配を続ける企業に絞っているため、将来的に配当が成長していく点が魅力です。
高配当ETFには珍しく、値上がりも期待できるETFです。

5. QYLD|オプション活用で高利回り

正式名称:Global X NASDAQ 100 Covered Call ETF

  • 配当利回り:10%前後
  • 経費率:0.60%
  • 主な組入銘柄:アップル、マイクロソフト、アマゾン

QYLDはカバード・コール戦略を活用し、高い分配金を実現しているETFです。
毎月分配型であり、配当収入を短期間で得たい人には魅力的ですが、値上がり益は狙いにくく長期成長には向かない点に注意が必要です。

米国株高配当ETFを購入する方法

購入できる証券会社と買い方の流れ

米国株の高配当ETFは、日本のネット証券を通じて簡単に購入できます。
主な対応証券会社は以下の通りです。

証券会社特徴
SBI証券業界トップクラスの米国株取扱数。為替手数料が安い。
楽天証券楽天ポイントで投資可能。米国株アプリが使いやすい。
マネックス証券米国株専用ツールが充実。取扱銘柄が豊富。
moomoo証券米国株の取引手数料が業界最安。アプリ内のツールが優秀。

購入の流れ

  • ネット証券で口座開設(NISA口座もおすすめ)
  • 日本円を米ドルに両替(リアルタイム為替対応の証券会社もあり)
  • 銘柄検索でETFを選び(アルファベットを入力、例:VYM)、購入数量を入力
  • 米国株取引の注文を確定

※NISA口座を使えば、日本の配当課税は非課税になるので、より効率的に配当収入を得ることができます。

積立投資と一括投資、どちらが良い?

米国株高配当ETFは、一括投資も積立投資も可能です。

投資方法向いている人メリット
一括投資まとまった資金がある人すぐに配当収入を得られる
積立投資毎月少額で投資したい人購入時期を分散できる

もし資金に余裕があれば、一括で購入してすぐに配当収入を得るのも良い選択肢です。
ETFは個別株と違い、分散投資されていますので、急に株価が暴落することはあまりないからです。
少しずつ始めたい場合は、積立投資を利用するのがおすすめです。

まとめ|米国株高配当ETFで配当生活を目指そう

米国株の高配当ETFは、ほったらかしで配当収入を得られる魅力的な投資手段です。
VYMやHDVのような王道ETFから、VIGのような増配株、QYLDのような高配当ETFまで、目的に応じて選べるのがポイントです。

リスクを正しく理解しながら、自分のペースで投資を続けることが長期的な成功につながります。
証券会社の口座開設も簡単なので、まずは少額からスタートして、将来の資産形成に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

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