結局どっち?ぼくが日本株より米国株を選ぶ理由

まぬるん

投資歴4年。米国株を中心に株式投資を行う。株や経済関係の本は300冊以上読破。独自の「黒字転換期」を狙った投資法を確立。投資4年で元手を3倍にする。

「日本株と米国株、どっちに投資すればいいの?」そんな悩みを抱えているあなたへ。

ぼくも最初は同じように迷いました。
日本株は安心感があるけれど、米国株は成長が魅力。
でも、実際に投資してみて、ぼくは米国株の方が成長性が大きいと感じました。

本記事では、初心者が悩むポイントや両者の違いをわかりやすく整理し、ぼく自身のリアルな体験を交えて「結局どっちがいいのか」をお伝えします。
迷っているなら、ぜひ最後まで読んでみてください。

日本株と米国株、結局どっち?迷う理由

株式投資を始めると、最初にぶつかる壁が「日本株と米国株、どっちに投資すればいいの?」という疑問です。
ぼくも投資を始めたばかりのころはかなり悩みました。
日本株は身近で安心感があるし、米国株は成長性が高いと聞くけど、海外の株ってなんとなくハードルが高そう…。

では、なぜ多くの人が日本株と米国株で迷ってしまうのでしょうか。

初心者が悩む代表的なポイント

  • 情報量の違い:日本株は日本語で情報が手に入りやすいけれど、米国株は英語サイトが多く、難しそうに感じる。
  • 取引時間の違い:日本株は日中に取引できるけれど、米国株は夜間取引が中心で、仕事終わりに対応できるのか不安。
  • 為替リスク:米国株はドル建てなので、為替の動きにも注意しないといけないと考えてしまう。
  • 税金の違い:米国株は配当金に外国税がかかると聞き、手続きが複雑そうに思える。

こうした不安が積み重なり、最初の一歩を踏み出せないケースは意外と多いです。

よく聞く日本株と米国株のイメージ

  • 日本株:「安定」「配当が魅力」「なんとなく知っている会社が多い」
  • 米国株:「ハイリスク」「爆益も夢じゃない」「為替が怖い」「取引が難しそう」

でも、これって実は思い込みも多いんですよね。
次は、日本株と米国株の違いをもう少し具体的に見ていきましょう。

日本株と米国株の違いをざっくり比較

初心者が迷いやすい「日本株と米国株の違い」を、ここでシンプルに整理しておきます。
ぼくが最初に知っておきたかったポイントを中心にまとめました。

成長性の違い

項目日本株米国株
市場規模小さい世界最大
成長企業数限られる多い
株価の伸び緩やか大きい銘柄が多い

米国は世界トップの経済大国で、GAFAに代表されるように次々と成長企業が生まれています。
一方、日本株は成熟した企業が多く、長期的な株価上昇はやや控えめな傾向です。

取引時間と手数料の違い

  • 日本株
     平日9:00〜15:00(昼休憩あり)
     日本の証券会社なら取引しやすいし、取引手数料も基本無料が増えています。
  • 米国株
     日本時間で夜22:30〜翌朝5:00(夏時間は21:30〜)
     moomoo証券などでは取引手数料は無料(為替手数料は発生)ですが、夜間取引が基本なので生活リズムへの影響は考慮が必要です。

配当金・税金の違い

  • 日本株:配当金に約20%課税(NISA口座なら非課税)
  • 米国株:配当金に現地課税10%+日本で約20%課税(NISA口座なら日本の課税は非課税、外国税額控除で一部取り戻せる)

配当金重視なら日本株も選択肢になりますが、米国株も高配当銘柄は多く、実際にはそこまで大きなデメリットではありません。

ぼくが日本株より米国株を選ぶ理由

ぼくは実際に日本株と米国株の両方を買ってきましたが、最終的に「メインは米国株でいこう」と決めました。
その理由は、実体験を通して「米国株のほうが資産を増やしやすい」と感じたからです。

実際に投資して感じた3つのメリット

1. 株価の成長スピードが段違い

米国株は少しの値動きが大きいです。
日本株は何年も横ばいの企業が多い中、米国株は数年で株価が倍以上になるケースも珍しくありません。
ぼくが投資した銘柄でも、短期間で大きく伸びたものが複数ありました。

2. 企業の株主に対する意識が米国の方が高い

米国は株主総会では自社のことを株主に対して「あなたの会社(Your company)」と呼びます。
このエピソード一つで分かるように、会社は株主を重視しています。
また、会社は株価を上げる(もしくは配当を出す)ことで、株主にリターンを出すことを最重視しています。
利益が出れば内部留保(貯金)せず、強力な自社株買いをして、株価を上げにかかります。

対して、日本の企業の多くは利益が出ても内部留保するばかり(実際に内部留保額は近年、毎年上昇している)で、株主に還元する姿勢が感じられません。

3. 長期的に右肩上がりの米国市場

過去のチャートを見ればわかりますが、米国の株式市場はリーマンショックも、コロナショックも乗り越えて、ずっと右肩上がりです。
「長く持てば報われる」という安心感があり、ぼくはそこに魅力を感じました。

日本株は、高度成長期の株価の上昇は米国株より高いですが、その後、バブル期の株価を最近になってようやく更新しました。

長期的に右肩上がりを続ける市場か、最近ようやく史上最高値を約35年ぶりに更新した市場かどちらを選びますか?

米国株のリスクとどう付き合っているか

もちろん米国株にもリスクはあります。

  • 為替の影響で損益がぶれる
  • 日本語の情報がやや少ない
  • 夜間取引で睡眠時間が削られる可能性

でも、ぼくは為替リスクは長期投資で吸収できると考えていますし、情報も最近はYouTubeや証券会社のアプリで日本語で十分カバーできます。
夜間取引も「指値注文」を活用すれば、日中に発注しておくだけでOKです。

リスクはゼロではないですが、工夫すれば十分コントロール可能だと実感しています。

日本株がダメなわけではない

ここまで米国株を推してきましたが、もちろん日本株にも良いところはたくさんあります。
ぼく自身も日本株をまったく買わないわけではありません。

日本株が向いている人の特徴

  • 昼間に取引できる人
     ⇒ 米国株の夜間取引が難しい人には、日本株が便利です。
  • 為替リスクを避けたい人
     ⇒ 円建てなので、為替を気にせず投資できます。
  • 身近な企業を応援したい人
     ⇒ コンビニ、電力会社、食品メーカーなど、日常生活で見かける企業に投資したいなら、日本株は選びやすいです。
  • 株主優待が好きな人
     ⇒ 米国株は株主優待はありません。
       日本株には優待と配当を合わせて、利回り10%超という企業も存在します。

日本株も活用できる投資方法

ぼくのおすすめは「日本株と米国株を両方使う」ことです。

たとえば、

  • 日本株で安定した配当金と株主優待を受け取り、
  • 米国株で資産の成長を狙う

という組み合わせも有効です。

特にNISA口座を活用すれば、日本株と米国株を手数料無料・非課税で運用できるので、このメリットを両取りするのもアリだと思っています。

まとめ|米国株は迷っている人にこそおすすめ

日本株と米国株、どちらを選ぶべきかは投資スタイルによって変わりますが、ぼくは実体験から「米国株の方が成長性が大きい」と感じています。

米国株は成長スピードが速く、選択肢も豊富で、長期的に見れば資産を増やしやすい市場です。
もちろん、夜間取引や為替リスクなどのハードルはありますが、工夫すれば十分に乗り越えられます。

一方、日本株も「安定した配当」「身近な企業」など魅力はあり、NISAを活用すれば税金面でも有利です。

迷っているなら、まずは少額から米国株に挑戦してみることをおすすめします。
きっと、新しい世界が広がりますよ。

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