
株式投資は「自分が良いと思う銘柄」を選んでも必ずしも勝てません。
重要なのは“みんなが買う銘柄”を見極めること。
まるで「1位を当てる美人投票」のように、市場全体が注目する銘柄に乗ることが、値上がりの波に乗るカギになります。
そこで注目したいのが、莫大な資金力を持つ機関投資家の動向。
彼らの買いは株価に大きなインパクトを与えます。
本記事では、機関投資家の動きをどう個人投資に活かすか、そしてmoomoo証券でその情報をどうチェックするかを、わかりやすく解説します。
そもそも機関投資家とは?
株式投資をしていると、「この株は機関投資家が買ってるらしい」「プロが動いている」という話をよく耳にします。
では、そもそも“機関投資家”とは何者なのでしょうか?
機関投資家の定義と代表的な種類
機関投資家とは、個人ではなく「組織として投資を行う大口の投資家」のことを指します。
以下のような組織が代表的です。
- 年金基金(例:GPIF)
- 生命保険会社
- 銀行・信託銀行
- 投資信託会社(アセットマネジメント会社)
- ヘッジファンド
- 海外の大手金融機関
彼らは、数百億〜数兆円単位の資金を運用しており、投資判断は社内のアナリストやファンドマネージャーによる徹底した分析の上で行われます。
個人投資家との違い
最大の違いは「資金力」と「情報・分析力」です。
機関投資家は圧倒的な資金で大きなポジションをとることができ、その売買だけで株価に大きなインパクトを与えることもあります。
また、企業訪問(IR取材)や専門チームによる詳細な分析を基に投資しており、情報の正確性・判断の迅速さも個人投資家より一歩先をいっています。
しかし、だからこそ“彼らの動き”を個人投資家が後追いすることで、株価上昇の波に乗れるチャンスも生まれるのです。
なぜ機関投資家の動きが重要なのか?

株価は「その企業の業績」だけで動いているわけではありません。
もっとも大きな価格変動要因の一つが「誰がどれだけ買ったか」です。
つまり、“お金の流れ”を作る大口投資家の存在が、株価に与える影響は非常に大きいのです。
「誰が買うか」で株価は動く
同じ1,000株の買い注文でも、それを個人投資家100人が出すのと、機関投資家1社が一括で出すのでは、市場の受け取り方がまったく違います。
なぜなら、機関投資家は「精密な企業分析をしたうえで買っているはず」と市場から信頼されているからです。
そのため、「あのファンドが買ったなら自分も買おう」という流れが生まれやすく、株価は一気に上がることがあります。
機関投資家の買いで株価が急騰する仕組み
実際に機関投資家が大量に株を買い付けると、以下のような連鎖が起きます。
- 機関投資家が数百万株を買い始める
- 板が薄い銘柄なら一気に価格が上昇
- その動きに反応して個人投資家も参入
- 株価はさらに加速的に上がる
特に時価総額が中小の銘柄は、こうした大口の買いがトリガーとなり、数日〜数週間で急騰するケースも珍しくありません。
個人投資家は“後追い”でも恩恵を受けられる
もちろん、機関投資家と同じタイミングで買うのは難しいですが、彼らの動きにいち早く気づければ「第2波」に乗ることは可能です。
特に最近は、moomoo証券などで機関投資家の売買動向が視覚的にチェックできる機能も登場しており、一般の個人投資家でもプロの動きを手軽に把握できる時代になってきました。
機関投資家の動きを調べる3つの方法
「機関投資家がどの銘柄を買っているかを知りたい」と思っても、何も準備がなければ調べるのは困難です。
ですが、実は一般の個人投資家でもチェックできる情報源がいくつか存在します。
ここでは、その中でも代表的な3つの方法を紹介します。
大量保有報告書(EDINET)を読む
日本では、上場企業の株式を5%以上保有した場合、「大量保有報告書(5%ルール)」の提出が義務づけられています。
これはEDINET(金融庁の情報開示サイト)などで誰でも閲覧可能です。
- 提出企業例:ブラックロック、野村アセット、JPモルガンなど
- 更新頻度:通常は保有後5営業日以内
- チェック方法:「EDINET 大量保有報告書」で検索 → 銘柄名で検索
ただし、提出には時間差があるためリアルタイム性には欠けるのがデメリットです。
決算説明資料・IR資料に注目する
意外と見落とされがちですが、企業の決算説明会のスライドや資料には「主な株主構成」や「外国人投資家比率」などが掲載されていることがあります。
たとえば、「大株主にフィデリティが新たに加わった」などの記載があれば、それだけで大きなヒントになります。
- チェック場所:企業HPのIR情報ページ
- ポイント:前期と比較して機関投資家が増減していないかを確認
これは少し手間がかかりますが、企業ごとの深掘り調査に有効な方法です。
moomoo証券の「機関投資家売買チェック」機能
もっとも手軽でリアルタイム性が高いのが、moomoo証券の独自機能です。
moomoo証券では、個別銘柄ごとに「機関投資家の売買動向」をグラフで可視化しており、どの機関がどれだけ買っているかを一覧で確認できます。
たとえば、
- ブラックロックが直近1ヶ月で買い増し
- モルガンスタンレーが売却
といった情報をワンタップでチェック可能。
忙しい個人投資家にとって非常にありがたいツールです。
※この機能を活用するにはmoomoo証券の口座開設が必要です。口座を持っているだけで無料で使える点も魅力。
moomoo証券moomoo証券で機関投資家の動きをチェックする方法

せっかく機関投資家の動向を知っても、情報収集に時間がかかっては意味がありません。
そこでおすすめなのが、moomoo証券の「機関投資家売買情報」機能です。
初心者でも簡単に使えるうえ、視覚的でわかりやすく、タイムリーなデータが手に入ります。
moomoo証券とは?簡単におさらい
moomoo証券は、米国株を中心に低コストで取引できる次世代ネット証券です。
特に、情報ツールの充実度が注目されており、他の証券会社にはない独自の分析機能を多数搭載しています。
また、他の証券会社に比べ、以下のような特徴があります。
- 取引手数料が安い
- 高機能なチャート分析が可能
- 株価の変動要因(機関投資家の動向など)をひと目で把握できる
売買データの見方と活用法
moomooのアプリ内で銘柄を検索すると、以下のような情報が表示されます。
- 機関投資家の保有比率(グラフ表示)
- 直近の売買履歴(買い増し/売却)
- 売買を行った機関名(例:バンガード、ゴールドマンなど)
これらのデータをもとに、たとえば以下のような判断が可能になります。
状況 | 投資判断の一例 |
---|---|
機関投資家の買いが増加中 | 上昇トレンドへの初動と捉えて購入 |
保有比率が高いが売却も始まっている | 利確のタイミングかも?様子見または一部利益確定 |
短期トレードだけでなく、中長期の銘柄選定にも使えるのが魅力です。
銘柄選びの精度が上がる理由
株式投資でよくある失敗が、「なんとなく上がりそう」で買ってしまい、思惑が外れるケースです。
しかし、プロの投資家がすでに買い始めている銘柄なら、理由があって買われている可能性が高い。
そのため、「機関投資家の動き」をベースに選んだ銘柄は、ファンダメンタル面でも安心感があり、初心者でも説得力のある根拠を持って投資判断ができるようになります。
機関投資家がどの銘柄をいつ買ったか、それを無料で見られるだけでも、moomoo証券を使う価値は十分にあると言えるでしょう。
moomoo証券機関投資家の動きをどう活かす?投資戦略3選
「機関投資家が買っている=その銘柄をすぐに買えば勝てる」わけではありません。ただ、彼らの動向を“ヒント”として活かすことで、投資の精度や勝率を上げることができます。ここでは、個人投資家でも実践しやすい3つの活用戦略を紹介します。
上昇トレンドに乗る「モメンタム投資」
機関投資家の買いが入ると、その株には自然と注目が集まり、株価も上昇しやすくなります。
このタイミングで波に乗るのが「モメンタム投資」です。
- moomooの機関投資家データで“買いが増えている銘柄”を探す
- 出来高やチャートの上昇トレンドを確認
- 短期〜中期で利益を狙う
プロと一緒に走るイメージで投資ができるため、初心者にもわかりやすい戦略です。
「逆張り」での底値拾い戦略
意外に有効なのが、「機関投資家が売っている銘柄」を逆にチェックする方法です。
- もし一時的な悪材料で売られているだけなら、割安に放置されている可能性がある
- 決算などの回復見込みがあるなら、“拾い時”になることも
ただし、これは企業分析やタイミングの見極めが必要なので、慣れてきた中級者向けの戦略です。
分散投資に組み込むヒント
moomooの機関投資家情報を活用すれば、自分のポートフォリオに信頼性の高い銘柄を加えるヒントとしても活かせます。
たとえば、
- 今まで興味のなかった業種で、機関がこぞって買っている銘柄がある
- ある銘柄が複数の機関投資家に保有されている
このような場合、「今後のテーマ株として期待されている」と考え、分散先として組み込む候補になります。
これらの戦略はすべて、moomoo証券の「誰がどれだけ買っているかが見える化された情報」がベースにあるからこそ成り立ちます。
感覚や噂に頼らず、プロの行動という客観的データに基づいて判断できる点が最大のメリットです。
まとめ|“プロの動き”を味方につけよう
株式投資で成果を上げるためには、「何を買うか」だけでなく「誰が買っているか」に注目することが大切です。
機関投資家の動きは、株価を大きく動かす力を持っています。
だからこそ、彼らの売買情報を知ることは、個人投資家にとって心強い“羅針盤”になります。
特に、moomoo証券のように機関投資家の動向を手軽にチェックできるツールを使えば、プロの動きを味方にして、より根拠のある投資判断ができるようになります。
感覚に頼らず、データをもとに行動すること。
それが今後の投資で差をつけるポイントになるでしょう。
moomoo証券口座は開設無料で、今なら条件を満たせば10万円分の株のプレゼントキャンペーン中です。
情報ツールとしてだけでも、開設する価値はあると思います。
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